英語で話せるようになるには、ほんのちょっとの度胸が必要です ~社内でちょっと英語が話せる人になるには

職場の自分の半径3メートル以内に、英語を話せる人って、どのくらいいますか?職場にもよると思いますが、そんなにいないのが実情じゃないでしょうか?

私の場合、(よく席替えする職場なのですが、)今の席配置だと10人中3人で、これは割と多いです。フロア全体でみると、英語を話せる人の割合はもっと少なくなります。

 

私の職場の英語が話せる人のほとんどは、帰国子女、海外留学経験者、海外赴任経験者などです。お姉さんがアメリカ人と結婚しているって人もいましたが・・・。お姉さんが国際結婚している人は除いて、ほとんどが海外生活経験者なんです。

 

じゃ、海外で生活したことない自分は英語が話せるようにならないんじゃないか、とあきらめる必要は、全くありません。私も、日本生まれ日本育ち、海外生活経験一切なし、両親ともに日本人で、両親ともに英語なんて全く話せない、という、ごくありふれた日本人です。それでも、職場では「英語が話せる人」ということになっていて、英語の会議に呼ばれます。

 

英語が話せる人として、英語の会議に呼ばれる理由を考えたのですが、私が他の人と違うのは、「英語を話す度胸がある」の一点ではないかと思います。

 

私は英語のリスニングは得意ではありません。英語の会議で、最初はわかる範囲で相手の言っていることを日本人の出席メンバーに日本語で伝えていたのですが、どうも私が理解できるレベルは、ほかの日本人も理解できているようなんです。というわけで、面倒だし通訳ができる英語レベルなんか持ち合わせていないので、日本語に訳すことをやめました。それでも、さほど文句は出ません。(時々、なんて言ってるの?と聞かれますが)

 

じゃ、聞き取った内容に対するレスポンスは?というと、日本人メンバーは英語の会議であっても日本語で意見を言うんですよね。それで、私に訳せと。仕方ないので、自分のボキャブラリーの範囲内で伝えたい内容を英語で話す(通訳ではないので、細かいニュアンスはカットです)、という会議をここ数年していました。でも、ちゃんと相手にはこちらの意見は伝わっていて、会議は進行して、まとまるんですよね。それで、何となく、職場では英語が話せる人(=英語ができる人)に分類されています。

 

でも、実際には、「英語を話す度胸のある人」でしかないんですけどね。確かに、日本語で考えた内容を英文に変換するときには、頭を使います。でも、使う構文も、中学で習うレベルの基本的な構文だけで十分通じます。not only ~ but also~すら使いません。

 

英語はただのコミュニケーションツールです。そういう意味ではe-mailとかと同じです。使わなかったらコミュニケーション取れないし、使えば(レベルはいろいろありますが)コミュニケーションがとれるんです。

 

というわけで、社内でちょっと英語が話せる人になるためには、英語をコミュニケーションツールと割り切って、英語で表現する度胸を持つのが一番です。学生時代の試験ではないのですから、間違ってもいいんです。単語が違ったり、ちょっと発音が違ったりしたら、相手の方が指摘してくれたり、教えてくれたりすることもあります。でも、それでもいいんです。間違いを恐れて英語を話さないよりも、間違えても英語で話す方がコミュニケーションが成立するんですから。

 

でも、英語で外国人に話をするのが怖い、というのもわかります。英語の発音も不安だし、英作文も不安だし、ボキャブラリーも不安だし…

 

私も、かつてはそうでした。不安を取り除く、あるいは軽減することで、度胸がついて、英語のコミュニケーションが楽しくなってきました。どうやって不安を取り除いたのか、次回以降に書きます。