つみたてNISA始めようかな~

今さらですが、つみたてNISAを始めようかと思います。

 

NISAとは?

NISAについては、金融庁で特設ページを設けています。

www.fsa.go.jp

 

NISAとは、投資用の口座で、ある一定期間、一定額だけ特別に税金がかからない投資用口座です。ちなみに、普通、投資で得られる利益から20%の税金が取られてしまいます。

NISAは、2021年現在、3種類あります。①NISA、②つみたてNISA、③ジュニアNISA、です。

NISAといった場合、この3種類の口座の総称として使われるときもありますし、①NISAをさす場合もあります。ちょっとややこしいですね。

 

①NISAは、毎年120万円、5年間、税金なしで運用することができます。
②つみたてNISAは、毎年40万円、20年間、税金なしで運用することができます。
③ジュニアNISAは、0~19歳の未成年者向けのNISAで、毎年80万円税金なしで投資できますが、投資可能期間は2023年までとなっています。

 

①NISA、②つみたてNISAは2024年から制度が若干変わって、延長されたのですが、③ジュニアNISAは利用者が少ないなどの利用から、制度延長されなかったため2023年までとなっています。

 

つみたてNISAの投資対象商品

つみたてNISAでは、少額の長期・積立・分散投資を支援する目的があるため、投資対象商品が決まっています。これも、金融庁のページに出ています。

www.fsa.go.jp

 

つみたてNISAは、投資信託しか扱っていないのかと思っていたのですが、ETFも扱っているんですね。投資信託も、ETFも複数の株式や債券をまとめたセット販売なので、つみたてNISAでは「分散投資に適した」投資対象商品として適合しているという判断なんでしょうかね。

投資信託ETFの違い

投資信託ETFの違いって、何でしょう?日興アセットマネジメントのページが分かりやすく思います。

www.nikkoam.com

 

ETFは、流通量が多くて買い手が付きやすいものの方が良い、と聞いたことがあります。ETFが株式と同様に、証券取引所で売買されるので、売却するときのことを考えての言葉なんですね。
投資信託は、運用会社が換金してくれるので、売却時の買い手に関する心配はなさそうですが、そもそも多くの人から資金が集まらないですから、人気のある投資信託の方が良いのでしょうね。


NISA 簡単なシミュレーション

20年間非課税というのは、元金を預け入れた年から20年間ということです。先ほどの金融庁のつみたてNISAの概要説明ページ、「非課税枠の取り扱い」というところに分かりやすい図があります。ちなみに、下記ページの図において、「つみたてNISA投資可能期間(2018~2037年)」となっていますが、制度改正により2042年まで延長される予定です。

www.fsa.go.jp

 

では、つみたてNISAをしたら将来いくらになるのか?
これは正直言って分かりません(笑)
でも、ある仮定の下でのシミュレーションはできます。このシミュレーションもまた、先の金融庁のサイトの「資産運用シミュレーション」というページにてできてしまいます。至れり尽くせりだわ。

www.fsa.go.jp

ここで、「想定利回り(年率)」の設定が難しいですよね。デフォルト値は3[%]になっているようですね。
何か参考になるものはないかな、ということで、年金積立金管理運用独立行政法人の2021年度運用状況のページを見てみました。

www.gpif.go.jp

 

市場運用開始以降(2001年度~2021年度第二四半期)の収益率は年率+3.70%とのことです。つみたてNISAで20年間運用を考えた場合、このあたりの数字を参考にして利回り3~4%が妥当かもしれません。

「毎月の積立金額」ですが、つみたてNISAの上限は年間40万円なので、月々3万3000円(=40万÷12か月)です。
UI左の矢印だと、1万単位でしか数字を動かせませんが、自分で3.3万円と入力すれば、小数点以下の数字も入れられます。

 

「毎月の積立金額」=3.3万円、「想定利回り(年率)」=3%、「積立期間」=20年として計算すると、
   元本=702.0万円、運用収益=291.4万円、合計金額=1,083.4万円
となります。元金が1.37倍になる計算です。


完全に、とらぬ狸の皮算用(笑)
でも、20年という長期運用を前提とするなら、この計算からのブレ幅は小さいんじゃないかなと思います。

早速つみたてNISAの口座を開設しなくちゃ

年金等にまつわる英文字の略称

年金等の話題を見たり、聞いたりすると、いろいろと英語の略称が出てきます。なんの略なのかなぁと思うことがよくあるので、まとめて調べてみました。

 

DB ... Defined Benefit (Plan)の略。確定給付年金

退職金と絡んで、確定企業給付年金の話題のところで見たりします。金額が確定しており、運用利回りと給付金額が連動していない。

 

DC ... Defined Contribution Planの略。確定拠出年金

企業型DCという言葉でよく聞きます。確定しているのは掛け金で、運用利回りに連動して給付金額が変わります。

 

ETF ... Exchange Traded Fundsの略。上場投資信託

ちなみに、投資信託の英訳は、「Investment Trust」や「Mutual Fund」のようです。

 

iDeCo ... individual-type Defined Contribution pension planの略。個人型確定拠出年金

日本語には、「年金」という言葉が入っているのに、「Pension」の「P」って字は略称に入らないんですね。

 

NISA ... Nippon Individual Savings Accountの略。日本版個人貯蓄口座

「N」が「Nippon」の頭文字だとは…。

 

なお、確定給付企業年金(DB)と企業型DCの比較は、下記のページにもあります。このページでは、企業側と従業員側双方のメリット・デメリットが記載されています。

www.rokinren.com

 

 

5年後の洗濯乾燥機 買い替え資金計画

我が家の洗濯乾燥機が壊れてしまいました。夏前くらいから乾燥機の調子が今一つでした。そこで、夏に、メーカーの方に来ていただいて、ヒートポンプの交換で5万円ほどの見積もりをもらっていました。でも、カラッと乾く日もあったので、何となく使い続けていたのですが、とうとう温風が出なくなってしまいました。また、メーカーさんに来てもらって、修理することにしました。

今の洗濯乾燥機は、たまたま型落ち品で店頭表示品だったため、10万円ほどで購入したものです。インターネットで今回調べてみると、家族4人分の洗濯を賄えるサイズだと、30万円もするんですね。ヒートポンプを交換しても、また5年ほどで壊れてしまうかもしれません。購入からすでに6年経っており、さらに5年後となると部品も手に入らないかもしれません。5年後に買い替えを想定して、30万円用意しておいた方が良さそうです。

 

運用すれば、少ない元手で5年後に30万円用意できないかなぁって考えました。

 

年利と運用年数を設定できれば、エクセルシート(スプレッドシート)で簡単に計算できます。今回、5年後の買い替えを想定しているので、運用年数は5年と決まります。年利をどのように設定するか、ですが、IMFが2021年10月に発表した世界経済見通しを参考にしてみます。これによれば、日本の成長率予測は21年が2.4%、22年が3.2%になっています。世界全体で見れば21年5.9%、22年4.9%となっています。

 

www.imf.org

 

日本の成長率予測をベースに、年率3%で設定してみます。

 

年利3%で25万円を複利運用した場合、5年後には。約29万円。ちょっと足りませんね。26万円だと約30万円。ちょうど良さそうですが、実際には、利益の20%が税金として取られてしまいます。約4万(=30万ー26万)円の利益の20%は、8000円になるので、手元に残るのは約29万円。やっぱり足りない。27万円を年利3%で5年運用すると、税引き前で約31万円、税引き後に約30万円が手元に残る計算になります。つまり、年利3%で運用できれば、元手が27万円で30万円の洗濯乾燥機が買えるという計算になります。つまり、1割引き。

 

今回は、元金と年利、運用年数を設定して、エクセルで計算しましたが、終価係数という数字を使うと簡単に計算できます。終価係数とは、「年利x%で複利運用した場合のy年後の金額」を算出する際の値です。インターネットで終価係数と調べれば数字も出ています。年利3%で5年運用の場合、終価係数は1.159なので、元金27万円x終価係数1.159=約31万円となります。

 

元金から運用後金額ではなく、目標金額から元金を計算する方法もあります。つまり「年利x%でy年間複利運用して目標金額を達成するための元金」を計算する、ということですね。今回は、5年後の目標金額が決まっているので、こちらの方がダイレクトですね。これは、原価係数というものを使います。これもインターネットで検索すれば、すぐに見つかります。年利3%で運用年数5年の場合、原価係数は0.8626なので、31万x0.8626=約27万円が必要な元金と計算できます。

 

年利3%以上を維持できるかどうかは、分かりませんが、とりあえず27万円を運用して、5年後の洗濯乾燥機の購入を目指そうと思っています。先ほどのIMFの予測だと、先進国の成長率予測が21年5.2%、22年4.5%、新興市場国・発展途上国の成長率予測が21年6.4%、22年5.1%となっているので、この辺りも参考にして運用先を探してみようと思います。

読書と語彙力

子供に本を読んで欲しい理由をつらつらと考えてました。

 

私の場合、理由は大きく2つです。一つは、苦手な漢字の読み書きが少しでもできるようになって欲しいからです。もう一つは、語彙を増やしてほしいからです。

 

漢字の読み書きの向上とつながると考えのは、目からの入力が不足していると感じたからです。

1年生で、長音の勉強をします。"おおかみ"なのか、"おうかみ"なのか、"おうさま"なのか、"おおさま"なのか。「うちの子、全然できないのよね」うと、こぼした時に、同僚のママさんから教えてもらったフレーズが、"遠くの大きな氷の上を多くの狼が十ずつ通った"です。こんな覚え方あるんだって、感心しました。ても、根本的には、絵本を読んでいたら、"おうかみ"っておかしいなって、気づくんじゃないかって、その時、思いました。

漢字の読みも、目から入力が不足してるから、音と意味と漢字が結びつかないんじゃないかと。読めない漢字は、絶対書けないですもんね。

そこで、まずは、字を読んでくれれば良いとしました。ゲームの攻略本でも、漫画でも、OK。科学の分野に興味もあるようなので、学年別になっている科学の本なども読ませました。

 

 

そのうち、これらの本だけだと、語彙力が不足してしまうことに気が付きました。攻略本や説明文には登場人物がいないので、気持ちや感情、情景を表す言葉が無いんですよね。漫画も絵で気持ちや情景が描かれるので、やはりそれらの語彙力が不足してしまうんです。

感情や気持ちを表す言葉が、不足しているので、言いたいことを言い表せていないんじゃないか、と感じる時があります。うまく説明できず、相手に伝わらず、イライラしてしまう。気持ちを伝えられるように、と思って、「気持ちを『言葉にできる』魔法のノート」というは本を買って、一緒に読みました。

 

 

でも、これって、結局、語彙力がないとできないんですよね。やっぱり、感情や気持ちを表す言葉が出てくる物語も読んだ方がいいな、と感じました。

楽しいことを入り口にすることの大切さ

長男は、字の読み書きが大嫌いで、全く本を読みませんでした。夏休みに「10冊以上本を読む」などの読書の宿題が出ると、毎年苦労していました。こんなに面白い話なのに、なんで読まないんだろうって不思議に思うこともしばしば。でも、それは、私の好みと長男の好みが違うだけなんですよね。とにかく、本を読んでくれないとボキャブラリーが不足するんじゃないかと思い、長男の好きそうな本探しが始まりました。

 

1~2年生のころ

読書10冊以上という夏休みの宿題が出て、(私が)大慌て。図書館から絵本を借りてきて、10冊何とかクリアしてました。絵本なんて文字も少ないし、読めるんじゃないかと思っていたのですが、甘かった。ちょっと読んで面白くないと、なかなか読んでくれませんでした。読んでくれたのは、宮西達也さんの「ふしぎなおみせやさん」シリーズ。最初は「ふしぎなタネやさん」だったかな。他には、言葉遊びの本。特に回文みたいなものが好きなので、「さかさことばで うんどうかい」や、またまた宮西達也さんの「サカサかぞくのだんながなんだ」のシリーズとか。宮西達也さんの本は、本人も学校の図書館から、借りてきて読んでいましたね。宮西達也さん、ありがとう!

 

3~4年生のころ

さすがに、絵本という年齢は過ぎたかな、と思っていました。この時にお世話になったのは、「かいけつゾロリ」シリーズです。学童で出会ったようです。ゾロリシリーズは100冊以上ありますし、図書館に行けば必ずあるので、助かりました~。そして、もう一つお世話になったのが、「おしりたんてい」シリーズです。少し長めの話も読めるのね、と嬉しくなりました。原ゆたかさん、トロルさん、ありがとう!

でも、この2シリーズ以外にもいろいろ面白い本があるんだけどな、とも思っていたのですが、なかなか先に進めませんでした。そして、4年生になると、夏休みの宿題が読書ではなく、読書感想文になったんです。さすがに、かいけつゾロリシリーズでは書きにくい。4年生の読書感想文としてはどうかなぁ、と思いつつも、おしりたんていの本で書きました。

そして、この時期、一つの発見がありました。それまで、字が少しでも小さいと、読む気力がなくなっていたのです。それで、なるべく、ゾロリシリーズと同じくらいの文字サイズを基準にハードカバーの本を選んでいました。文庫本は到底無理と思いこんでいました。ある日、ブックオフ「かいけつゾロリのまほうつかいのでし/大かいぞく ゾロリ2 in 1」という文庫本をを発見。文庫本だけど、1冊で2話なんてお得だし、何しろブックオフ価格で安いので、読めなくてもいいか、と購入。本人に渡してみると、予想外にあっさり読了。なんだ、文字が小さくても面白ければ、読めるんだ。目から鱗

 

5年生

ゾロリ 2in1シリーズで、面白ければ文字サイズが小さくても、読書できることが分かったので、「かいけつゾロリ」シリーズの次の本探しが始まりました。シリーズものにしたい理由は、「このシリーズは楽しい」というのが分かれば、次の本にも手を出しやすいと思ったからです。それに、私の本探しも楽できますし。

かいけつゾロリの次の本を探す人って、たくさんいるんですよね。シリーズものを中心にネットで調べると、いろいろ面白そうなシリーズ本の紹介があります。「都会のトム&ソーヤ」シリーズとか、「マジックツリーハウス」シリーズとか、「暗号クラブ」シリーズとか。息子は算数好きなので、もしかして暗号とかだったら、楽しめるかなぁと思い、「暗号クラブ」を1冊購入し、一緒に読み始めました。でも、暗号部分も期待ほど興味を持たず、また翻訳本で主人公の世界になじめなかった感じもあり、1冊目を読了することなく、断念(涙)。

ある程度の長さのストーリーになると、冒頭に背景・人物説明があるか、いきなり事件的なことが始まって後からその説明が来るかだと思います。冒頭の背景・人物説明の前置きが面白くないと、本題にたどり着く前に離れてしまいます。でも、いきなり事件的なことが始まっちゃうと、「全然分からない、どういうこと?」となってしまい、引き込まれることなく、やっぱり投げ出しちゃうんです。

とにかく、最初から「楽しい」「面白い」って要素が必要で、すんなり入れる世界じゃないとダメなようです。探すべきは、前置きが短くて、算数的な要素が入っていて、最初の数ページから面白い、ことが出てくる本。できれば、シリーズもの。かなり難題。そんな時、本屋さんで見つけたのが向井湘吾さんの「トリプルゼロの算数事件簿」シリーズです。このシリーズは小学5年生が主人公で、数学の話がいろいろ出てきます。シリーズ最初のお話での数学はパラドックスパラドックスの説明と主人公紹介を兼ねて出てくるのが「ハゲ+1=ハゲ」というパラドックス。ハゲの人に1本だけ髪が生えてもハゲなんだから、「ハゲ+1=ハゲ」。これをいくら繰り返してもハゲのままだから、みんなハゲということ。これだったら、面白そうって興味をひいてくれるかな、と期待して、買ってみました。読む気がゼロの息子を、半ば強引に、一緒に読もうと誘って、交互に数行ずつ読み始めました。でも、あっという間に、一人でどんどん読み始め、とうとう、シリーズ5冊目に突入しています。本人にとって、楽しいって思える内容を含んだ本にようやくたどり着いたみたいです。向井湘吾さん、ありがとう。

 

読書は自分のペースで楽しんでいるようです。文庫本を読める自信がついたのか、ハリーポッターの本も読んでみたいようです。少しずつ読書の世界が広がってくれるといいなあと思っています。

最大公約数、最小公倍数、素因数分解

0655というNHKの番組があります。その中で「エラトステネスの篩(ふるい)」という歌を聴きました。素数を求める歌です。これを歌にしようという発想が、まず、すごい。変わった歌だなぁというのが、私の感想でしたが、うちの小学5年生の息子は気に入ったようです。算数の授業中に、こっそり内職。歌の通りに、1~100までをふるいをかけて、素数を出していたようです。算数好きの人には、心にささる歌なんですね(笑)。

 

5年生の算数で、最大公約数、最小公倍数を勉強した後に、分数の足し算になります。分数計算の通分に最小公倍数がつながるんですね。子供もわかっているとは思うのです。ただ、最小公倍数を見つける方法が身についていないのか、面倒がって分母同士を掛け算して、通分してました。確かに、意味合いは合っているのですが…

 

素数に興味をもったことだし、分母を素数の掛け算で表すといいよって教えました。素因数分解ですね。面倒臭いと言いながらも、その後はその方法で計算しているようです。

 

ネットで見てみると、L字型に割り算をしていく、「すだれ算」というのが出ていました。名前は知らなかったけど、確かに、こんな感じに割り算をしていく方法があったなぁって思い出しました。今度、教えてみようかな。どちらが気に入るか…。いろんな方法を知っていると、いろいろな角度から考えられて良いんじゃないかと思います。混乱しない程度に、いろいろな方法を教えてあげようと思います。

 

家計簿継続のコツは、完璧主義を捨てること。

家計簿をつけている、あるいは、つけたことがあるという人は、約3割くらいだと、何かで読んだことがあります。家計簿ってつけなくても、普段は、それほど困りません。ただ、家計を見直したいという直近の話だけでなく、将来に渡るお金のシミュレーションをするときにも、重要な情報になります。


将来に渡るお金のシミュレーション(お金のライフプラン)は、FP(フィナンシャルプランナー)の方に頼むこともできますが、自分でも作成することもできます。ネットで探すといろいろと便利なツールが無料で手に入ります。簡易的なシミュレーションツールとしては、日本FP協会にはライフプラン診断のページが、金融庁にはライフプランシミュレーションのページがあります。もう少し詳細に自分でシミュレーションをしたい場合には、FP協会の「便利ツールで家計をチェック」というページExcelのフォーマットがいろいろと公開されています。

 

お金のライフプランを作成してもらう場合も、自分で作成する場合も、現在の資産や生活費などは自ら情報をインプットする必要があります。たとえば、上述の金融庁のライフプランシミュレーションのページは、かなり大雑把なシミュレーションなのですが、それでも、次のような設問があります。

  • ご夫婦の年齢と子供の年齢(子供の年齢はきかれません)
  • 職業と退職金の有無
  • 世帯年収
  • 1か月あたりの生活費
  • 住まいにかかる費用(月額)
  • 貯蓄額

現在の資産は、預貯金、保険など割と集めやすい情報だと思います。世帯年収も会社員であれば、年初にもらう源泉徴収票に1年間の給与所得が記載されていますし、投資などで給与以外の収入があれば、1年分くらいは遡って計算できそうです。いずれも何か記録があるから手に入る情報です。

ただ、1か月あたりの生活費は家計簿をつけるなどして、普段から記録していないと、なかなか入手困難な情報です。お金の出口って、口座引き落とし、クレジット決済、電子決済、現金払いなど、たくさんありますし、共働きで各自の支出をそれぞれで管理していると、世帯でのお金の出入り口すべてを把握するのは大変ですよね。

 

我が家も共働きで、それぞれの収入は各自管理しており、すべての入出金を把握するのが困難です。


私は自分管理のお金の入出金は、スプレッドシートに手作業で記録しています。いわゆる家計簿ですね。ただ、この手作業って面倒で、普通は続かないと思います。

 

夫は、手入力でマメに入出金の記録なんて無理です。それでも、私としては夫側の(特に)出金を知りたいので、家計簿アプリに再挑戦してもらっています。再挑戦というのは、数年前にも一度使っていたのですが、挫折しています。で、今回、何が挫折の原因か探ってみました。

 

家計簿アプリもいろいろとありますし、無料で使用可能なサービス範囲でも十分足りる場合も多々あるように思います。また、お金の出口の金融サービス(銀行口座やクレジットカード、電子マネーなど)との連携ができ、複数あるお金の出口を一元管理できたり、レシートの写真から自動で支払額をアプリに取り込んだり、取り込んだ出金を分類してくれたり、煩わしい手入力を省く便利な機能がたくさんあります。

 

夫が試したアプリは、ZaimDr.Walletマネーフォワードの3種類のようです。Zaimに関する感想はほとんどなかったので、あまり使っていないのかな?

 

Dr.Walletの強みは、オペレーターによるレシートの入力サービスです。高コストなサービスだと思うのですが、無料枠でもある程度の枚数は対応してくれるそうです。夫は、このレシート入力サービスに期待して使っていたようです。レシートの読み取り機能を持つ家計簿アプリはいくつかありますが、数字の読み取りはできても、費目への分類ができない、または正しくないことが少なくないと思います。レシートの書き方って、店舗ごとにまちまちですし、内税だったり、外税だったり、商品名も書かれなかったり、書かれていても、最初の数文字だけだったり、変な省略になっていたり…。その点、Dr.Walletのオペレータによるレシート入力サービスはほぼ間違うことがないので、現金を使う機会が多い人には大きいメリットです。ただ、Dr.Walletは金融サービス連携力が弱いため、Dr.Walletの継続使用にはならなかったようです。

 

結局、マネーフォワードに落ち着きました。マネーフォワードの強みは、金融サービスとの連携力です。21年10月現在、HPによれば、登録可能なサービス数が2,594となっています。無料で連携できるのは、このうち10サービスまでです。今回は月々の出金が分かればよいので、お金の出入りが激しい口座やクレジットカードだけ登録すれば十分。そのため、無料枠の10サービスは何ら問題になりません。ただ、マネーフォワードも完ぺきとはいきません。レシート入力はやはり未分類となってしまうこともあるようです。また、登録した金融サービスから情報を吸い上げて分類してくれるのですが、タイミングのせいなのか、毎月引き落とされているはずの金額が表れてこなかったり、吸い上げた金額の分類が想定しているものと違ったり、未分類になったりします。人間でも分類に困るような商品・サービスってありますから、仕方ないと思います。ただ、夫は、未分類の出金に対し、これまでの履歴を遡って同じような出金を探し、同じ費目に修正する、ということまでしていたようです。省力化のために導入したはずの家計簿アプリなのに、費目の修正にそんな労力をかけていては、続きませんね。

 

家計簿継続のためには、完璧主義をやめましょう。

 

と夫にはアドバイスしています。家計簿アプリを使ってもらうのは、出金が把握したいからです。費目分類の正確さも、1円単位まで合わせる必要性もないと思っています。そのため、費目の間違いは目をつぶるくらいのおおらかさで継続するように、アドバイスしています。未分類も、雑費として処理しても良いし、その場で判断して分類すれば過去と違ってもかまいません。あきらかな間違いは、私の入出金記録と合算する際に修正すればすむことなので、とにかく、記録を継続してもらうことにしています。

 

家計簿をつける目的によって、どこまでの間違いを許すかの線引きが変わってきます。もし、ある特定の費目の出費を抑えたいというのであれば、その費目に関しては自動入力の間違いを訂正する必要があるでしょう。でも、それ以外については、労力をかけて訂正する必要はないかなぁと思っています。まずは、1か月の生活費が見積もれればいいのですから。

 

年初に「今年こそは家計簿をつけるぞ」と思う方は、是非、完璧主義は捨てて、トライすることをお勧めします。自分が家計簿をつける目的が何なのかはっきりしていれば、ある程度の間違いは許容できると思います。