5年後の洗濯乾燥機 買い替え資金計画

我が家の洗濯乾燥機が壊れてしまいました。夏前くらいから乾燥機の調子が今一つでした。そこで、夏に、メーカーの方に来ていただいて、ヒートポンプの交換で5万円ほどの見積もりをもらっていました。でも、カラッと乾く日もあったので、何となく使い続けていたのですが、とうとう温風が出なくなってしまいました。また、メーカーさんに来てもらって、修理することにしました。

今の洗濯乾燥機は、たまたま型落ち品で店頭表示品だったため、10万円ほどで購入したものです。インターネットで今回調べてみると、家族4人分の洗濯を賄えるサイズだと、30万円もするんですね。ヒートポンプを交換しても、また5年ほどで壊れてしまうかもしれません。購入からすでに6年経っており、さらに5年後となると部品も手に入らないかもしれません。5年後に買い替えを想定して、30万円用意しておいた方が良さそうです。

 

運用すれば、少ない元手で5年後に30万円用意できないかなぁって考えました。

 

年利と運用年数を設定できれば、エクセルシート(スプレッドシート)で簡単に計算できます。今回、5年後の買い替えを想定しているので、運用年数は5年と決まります。年利をどのように設定するか、ですが、IMFが2021年10月に発表した世界経済見通しを参考にしてみます。これによれば、日本の成長率予測は21年が2.4%、22年が3.2%になっています。世界全体で見れば21年5.9%、22年4.9%となっています。

 

www.imf.org

 

日本の成長率予測をベースに、年率3%で設定してみます。

 

年利3%で25万円を複利運用した場合、5年後には。約29万円。ちょっと足りませんね。26万円だと約30万円。ちょうど良さそうですが、実際には、利益の20%が税金として取られてしまいます。約4万(=30万ー26万)円の利益の20%は、8000円になるので、手元に残るのは約29万円。やっぱり足りない。27万円を年利3%で5年運用すると、税引き前で約31万円、税引き後に約30万円が手元に残る計算になります。つまり、年利3%で運用できれば、元手が27万円で30万円の洗濯乾燥機が買えるという計算になります。つまり、1割引き。

 

今回は、元金と年利、運用年数を設定して、エクセルで計算しましたが、終価係数という数字を使うと簡単に計算できます。終価係数とは、「年利x%で複利運用した場合のy年後の金額」を算出する際の値です。インターネットで終価係数と調べれば数字も出ています。年利3%で5年運用の場合、終価係数は1.159なので、元金27万円x終価係数1.159=約31万円となります。

 

元金から運用後金額ではなく、目標金額から元金を計算する方法もあります。つまり「年利x%でy年間複利運用して目標金額を達成するための元金」を計算する、ということですね。今回は、5年後の目標金額が決まっているので、こちらの方がダイレクトですね。これは、原価係数というものを使います。これもインターネットで検索すれば、すぐに見つかります。年利3%で運用年数5年の場合、原価係数は0.8626なので、31万x0.8626=約27万円が必要な元金と計算できます。

 

年利3%以上を維持できるかどうかは、分かりませんが、とりあえず27万円を運用して、5年後の洗濯乾燥機の購入を目指そうと思っています。先ほどのIMFの予測だと、先進国の成長率予測が21年5.2%、22年4.5%、新興市場国・発展途上国の成長率予測が21年6.4%、22年5.1%となっているので、この辺りも参考にして運用先を探してみようと思います。